4、5年前になります。ポール・ロジャーズがQueenのボーカルとして加わり、来日したということを後になって知りました。
と知っても、自分の中ではポールとQueenの両者がどうしても結び付きませんでした。Queenの様にソリッドに音をまとめる感じの音楽と、自分の感性に忠実に歌う歌い方のポールでは合う筈がないという思いです。
ジャンキーが「女王様」達の仲間に入れるはずがない・・・入って欲しくないという方が正確ですが・・
ポールがFreeにいた時のアルバム「Fire and Water」のジャケット写真を見ると目が行っていて、薬ないしは大麻まみれという感じでこいつは危ないなと思っていました。
※実はFreeではなく、Tons Of Sobesの演奏を間違えて貼りつけたものです。
後に同じポールでもギターのポール・コソフが薬中で死んでしまうことになるのですが。
HIVで死ぬのとDRUGで死ぬのってまあどっちがえらいってことはないか・・・写真はエイズで亡くなったフレディ・マーキュリーです。この人が生きていればポールとQueenが結ばれることは無かったのです・・

アルバム「Fire and Water」は決して完成された音ではなく、隙間の多い感じの録音ですが、感性が感じられるグループでした。
地方都市で学生していたころ、Freeが来日して、新宿厚生年金ホール(?)で、夜遅いライブを行い、感情むき出しのエキセントリックな演奏をして観客が大興奮したという記事を雑誌で読みました。
自分達の生き方そのものをぶつけ合って音楽を搾り出している、そんな壮絶なグループという印象がありました。
ぶつかり合いの結果、感情の対立が生じ、その後、Freeは時を置かず解散してしまいます。日本人ベーシストの山内テツが参加したHeart Breaker というグループを結成、それもすぐ解散した後、Bad Companyが結成されました。日本人と言えばポールの奥さんは日本人でした。
バンドと同一タイトルの曲です。
きっとポールは音楽が大好き人間で、良い曲も造るし、表現することもできるけど、トータルコーディネータではなく、アルバムを充実させるためには他の誰かが、プロデューサーとしてサポートしてあげることが必要なのかと感じました。
ギターのような感覚でベースを弾くアンディがリーダー格として、強烈な個性で、Freeをまとめつつその中でポールが輝いていた、ということなのかなと思います。
Bad Companyはそれなりに認められていたと思いますが、ポールは脱退し、その後Led Zeppelinのリードギター、ジミーページとFirmというグループを結成。これもすぐ解散してしまいます。
下のジャケットはジミー・ページがポールと別れた後、Zeppelinのロバート・プラントと「Unledded」という名前で出したアルバムです。Ledはリードするということですから、もう僕達はリードはしないよ、自分の音楽を楽しむんだよという意味をこめて「Unledded」なのかと思います。

Book Off で見つけたものですが、ジミー・ページがアコースティックでインドしているって感じでZeppelinの緊張感からは程遠い仕上げになっています。
話がそれました・・・会社勤めを始めて、しばらく音楽から気持ちが離れて、流行りのロックについていけず、古い音楽や、黒人女性のヴォーカルを漁っていました。
ギタリストがすごくて、ジェフ・ベックがかなり協力をしている上、ニール・ショーン、スティーブ・ミラー、ブルースのバディ・ガイ、Bon Joviのリッチー・サンボラ、Pink Froydのデビッド・ギルモア、YESのトレヴァー・ラビン、Stray Catsのブライアン・セッツァーと多くのギタリストが曲ごとに支えて楽しくブルースをやっています。実は・・・最近一緒にやっているQueenのブライアン・メイも既に、ここに居ます。
アルバムタイトルはポールの作曲によるものでリフレインが耳に残るお気に入りの曲です。
アコースティックバージョンとエレクトリックバージョンで2回登場しますが、アコースティックがお勧めです。
ポールがやりたかったことを周囲の人間の好意でアルバムが出来たということなのかもしれません。
うるさいこと言うとアルバムとしてのコンセプトというか、まとまりが、今一なのかもしれません。でも自分にとっては忘れることのできない一枚に加わりました。
昔、昔のこと、Yard Birdsというグループの歴代ギタリストがジェフ・べック、エリック・クラプトン、ジミー・ページでそれぞれイギリスを代表するギタリストになったというのはよく知られていることです。
クラプトンはCreamで燃え尽きて、その後、色々あって、Beatlesと遊んでたと思ったらアメリカに渡ってしまって、ブリティッシュを卒業した感じになりましたが、他の二人、べックとページがポールと深く係わっているというのはなんか、嬉しい感じがします。

3月のある日、Amazon.comで購入したエミルー・ハリスの2枚のCDとポール・ロジャーズの「Live in Glasgow」と「Queen + Paul Rodgers」が届きました。
Book Off、GEOの中古CDのみに頼るところから少しだけ脱却を図っています・・・
ボブ・ディランが世間に紹介したエミルーはちょっと不思議な感じの雰囲気の独特なカントリーの世界を構築していて浸ってしまいます。
ジャケットも好きな感じのものが多いです。まあ結構な歳になったと思うけど美しく歳をとっている感じがします。
さて、ポールの方ですが・・・「Live in Glasgow」は録音はよくないけど、Freeの時の曲中心で満足でした。

というところで「Queen+」をおそるおそる聴きましたが、やはり落ち込んでしまいました。CD紹介で「クイーンのファンにはポールの素直な声が物足りないかも」って書いてあったけど、まあ確かにポールが大人しく思えます。戸惑っているような感じがします。

「ポールのヴォーカルにクイーン風コーラスなんかつけるなっていうんだ!!」と叫んでみてもむなしいこと。両者にとって不幸な結婚になっていることを感じました。陣内と紀香も別れたことですし、なんとかならないでしょうか?
・・・・と、実はこの記事全体が3月に出来事を書きとめておいたものなのですが、その後、車で何回か聞いているうちに、なんだかんだ言ってもポールだし、繰り返し聞くと大体の音楽は気になってくるというところがあって、Queen風ポールもいいのかなと思い始めているのが事実であります。
ちょっとポールへ入れ込み過ぎの記事になりました・・・





































































































